【カードクター奮闘記 カルテ#3】L375S タント バックランプ・メーターインジケーター不灯、ウインカー不安定 エアコンが作動しない
お世話になります。ガレージバウンスです。
さて、今回はL375Sのダイハツタントなのですが、 バックランプのバルブをLEDに交換した所、バックランプ・メーターインジケーター不灯、ウインカー不安定 エアコンが作動しない
と言った症状になってしまい入庫になりました。バックランプバルブをノーマルに戻しても症状は改善しません。
症状を聞いて、まず一番にBCM(ボディコントロールモジュール)の不具合が疑われます。
この車は、ヒューズブロックの裏側に設置されております 。回路図を確認しながら診断を進めていきますとBCMとヒューズブロック本体両方アウトでした(´・ω・`)
コンピューターになりますので、純正新品ですと高価になる為、今回は中古品に交換です
さて、そもそもなぜこのような事になったのかと言いますと 基本的な原因は交換したバックランプのLEDバルブになります。
LEDバルブはお手軽に明るくなりますし最近では純正採用も増えてきていますが、 安価な物に交換しますとこのように車両に不具合が発生するケースが多々あります。
LED化によって消費電力が減る事などが主な原因なのですが、キッチリとした製品であれば 内部で色々対策をされている物が多いので基本的には問題はありません。
大抵の場合はノーマルに戻すと症状改善する事が多いですが、今回が電気が廻ってショートし BCMと付随するヒューズブロックまで故障してしまいました。
バックランプバルブでなんでメーターとエアコンまで不具合出るの?と思われる方も多いでしょうが、 最近の車は上でも出てきましたBCMと言ったコンピューターでボディの電装系統を一括管理しているシステムが多くなります。
なので大元のBCMが故障すると色々な所に影響が出てしまいます。 今回は特にヒューズブロック本体も内部でショートが発生していた為、色々な不具合が発生する結果となりました。
ECUやBCMなどのコンピューター交換となると高額修理は避けられませんね 。
LED化などはユーザーさんでもお手軽に行えますが、そのカスタム本当に大丈夫ですか?